健診の「ふだ」に関する思い出
こんにちは。
8月となり、夏真っ盛りというところですが、健診の季節でもありますね。
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健診の思い出といえば、わたしは小学生のころ、毎年の学校健診が苦手でした。特に気になっていたのは、検査に何か所見がある子には付箋やふだがつけられることです。
それがあることで、自分が「何か異常がある側」に分類されたことが、他人にも明らかになってしまう。そういう空気が教室の中にありました。
わたしは小さいころから糖尿病でしたので、当然、毎年その付箋がついていました。
健診の前日は、できるだけ糖が出ないようにと水をたくさん飲んでいました。意味があるのかもわからないまま、ただ、ふだがつかないように必死だったのを覚えています(笑)
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検査結果自体ももちろん大事ですが、それ以上に、「人前でふだをつけられる」という体験のほうが、当時の自分には強く残りました。これは、医療の現場で検査を行う側になったいまでも、頭の片隅に残っている感覚です。
病気といわれたことがない人にとっては、健診の場が単なるスクリーニングの機会ではなく、「自分が知られたくないことを可視化される場」になってしまうことがある。 だからこそ、結果の伝え方や周囲の対応ひとつで、その後の受療行動が大きく左右される可能性があると感じています。
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さて、健診といえばがん検診ですね。糖尿病をもつ方は、そうではない方よりも、何らかのがんを発症するリスクが約1.2倍高くなると報告されています。特に、大腸がん、肝臓がん、膵臓がんに関しては重要視されております。
とはいえ早期発見できれば治療が可能なのは糖尿病をもたない方と同じなので、便潜血検査および大腸内視鏡検査、腹部超音波検査に関しては症状がなくても定期的に受けておいたほうがいいように思います。
さいきんでは内視鏡検査も苦痛のすくなさに配慮しているところも多く、筆者もさいきん10年ほどぶりに内視鏡検査を受けましたが、依然よりずいぶんスムーズに検査が受けられて、これなら毎年受けてもいいかなという気分になりました。
P.S. 皆様は特定健診やがん検診などは受けられていますか?
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