【絶対使え】Af検知スマートウォッチ!糖尿病と診断されたあなたにこそ。

糖尿病があると、血糖のことばかりに目がいきがちですが、実は「不整脈」のリスクが潜んでいます。その代表が、『Af(心房細動)』という不整脈です。その対応法について説明します。
おだQ 2025.07.29
誰でも

こんにちは。

「糖尿病があると、脳梗塞になりやすい」っていうのは、悲しいかな、事実です。

その原因のひとつが、「Af (心房細動)」という不整脈です。

え?心臓って脳に関係あるの?って感じですが、実は大アリです。

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心房細動というのは、心臓のリズムがバラバラになる不整脈の一種で、ふだんは自覚症状が乏しい場合もあります。けれど、それが続くと血液の流れがよどみ、やがて血栓ができてしまう。それが脳に飛んでしまえば、突然・重症・後遺症ありの『脳梗塞』を引き起こすことがある。そんなこわい病態です。

実は、糖尿病のある人は、心房細動のリスクが1.4倍に高まると報告されています。さらに、血糖マネジメントがうまくいっていなかったり、長年つき合っている方ほど、そのリスクは上昇する傾向があるんです。

そこで登場するのが、スマートウォッチ。

最近のスマートウォッチには、心拍数の異常をリアルタイムで検知し、心房細動の可能性を通知してくれる機能が搭載されているものがあります。代表例としてはApple Watchが知られていますが、国内外の他メーカーも同様の技術を開発・導入しています。

Apple watchの警告画面

Apple watchの警告画面

Apple Heart Studyという、数十万人を対象とした大規模研究でも、スマートウォッチによる不整脈の通知が、医療機関での心電図と一致したという報告があります。

というわけで、糖尿病を持つ方は、医学的な根拠があるApple watchが一番のオススメです。

とはいえ、GalaxyやGoogle Pixel Watch など、ある程度まともな会社のスマートウオッチも普通に検知できるようなので、それでも大丈夫かと思います。

筆者撮影、Galaxy watchの警告

筆者撮影、Galaxy watchの警告

つまり、自分では気づけない異常を、いつもの腕時計が先に気づいて教えてくれる──そんな時代が、すでに始まっているのです。

ムネアツですね!!

もちろん、診断や治療は医師の役割ですが、『きっかけを見逃さない』という点では、このデバイスの力は侮れません。体の内側で起こる変化を、そっと知らせてくれるスマートウォッチ。とくに糖尿病とともに歩む方にとっては、心臓のサインを見逃さないための強い味方になるかもしれません。

P.S. わたしはGalaxy Watchを使ってます。父にはApple watchを装備させました。

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